野菜ジュースの落とし穴

健康

なぜジュース(液体)=吸収がはやいのか?

皆さん、野菜ジュースに期待していることはなんでしょう?
『最近野菜不足だ…』『健康にいい気がする…』『甘くて美味しい…』
最近ではジュースはよくないと言うのを耳にする機会も増えたので、なぜ良くないのか?なぜ野菜ジュースでは健康になれないのか?を解説したいと思います!
まず!

・食物繊維が多く含まれている方が炭水化物(糖質)の吸収を緩やかにできる
・ジュースは胃から小腸への通過が早い分血中への取り込みも早い=血糖値が上がりやすい

 

 

インスリンの働きで血糖値が下がるとエネルギーとして使われずに余った糖質が中性脂肪として蓄えられる
これが、皆さんが減らしたい内臓や皮下脂肪の実態ですね、

とくにジュースの成分表記にある果汁。
この果汁に含まれる果糖(フルクトース)の過剰摂取が肝臓での脂肪の合成を促し血中の中性脂肪を増やします(=脂肪を作ります!)

野菜ジュースでよく聞く『濃縮還元』とは輸送や保存をしやすくするために一度水分を飛ばして(濃縮)したあとで、水を加えて(元に戻す)方法のことで

ここが落とし穴の一つ目なのですが、悪いわけではないけれど野菜に本来期待している“ビタミン“や“酵素”“ポリフェノール”の効果を得るには足りない。

では、食物繊維は?というと
『1日に必要な食物繊維が⚪︎⚪︎g摂れる!』とうい表記があるから安心なのでは?
と思いたいのですが、実はこれ、食物繊維が入っているのに血糖値(GI値)の上がりは早いまま!なんです(つまりここでも脂肪を作りやすい!)

血糖値の上がりが早い=脂肪が作られやすい状態
血糖値が高い=血液中の糖の量が多い=血糖値が下がるときに血液中に余った糖は脂肪に変換される。

ん?ダイエット、健康=食物繊維なんじゃないのかと文句を言いたくなりますよね…
野菜ジュースに含まれている食物繊維(パウダータイプ)とリアルフードの食物繊維の種類の違いを簡単に話すと

・難消化デキストリン(パウダー)←野菜ジュースに使用されている
・イヌリン(パウダー/粘性タイプ)
・水溶性食物繊維(リアルフード)
・不溶性食物繊維(リアルフード)

難消化デキストリンが悪いわけではないのですが、こちらには物理的なバリア効果が弱く、10〜15%は血糖値の上昇を抑えてくれるが個人差があり、腸内細菌の餌にはなるが発酵性が低いため腸活効果としては限定的。
食物繊維が加工の工程で壊れているため糖質をキャッチできず血糖値が上がってしまう。
と、いうのが野菜ジュースに含まれるメリットのちょっと少ない食物繊維ですね。

『イヌリン』が手軽タイプの中では優種なのでこちらはまた別の機会で解説しましょう!

野菜ジュースの落とし穴のまとめです〜
・本来野菜からとれる食物繊維もビタミンも酵素も失われている状態
・果汁の含まれた飲料は甘みを感じやすく血糖値も上げやすいため脂肪を作りやすい
・野菜ジュースに含まれる食物繊維は本来の効果を期待できる状態のものではない

以上になります!

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